3. 概要¶
3.1. IM-BPMとは¶
IM-BPMについて、ここでは「IM-BPM 仕様書」から一部引用して説明します。
IM-BPM 仕様書 - 3.1 IM-BPM for Accel Platformとは
IM-BPMとは、intra-mart Accel Platform上で業務プロセスを実行することが可能なアプリケーションです。
IM-BPMの特徴は以下の通りです。
BPMN2.0形式に対応した業務プロセスを実行できます。
IM-FormaDesignerと連携し、システムに必要となる画面と簡単に連携できます。
IM-LogicDesignerと連携し、システム間連携等の業務ロジックを簡単に呼び出せます。
IM-BPMでは、IM-Workflow/IM-BISと連携し、複数のワークフローを含めた業務プロセスを管理できます。
作成した業務プロセスは、その業務プロセスの実行方法をモニタリングできます。これにより業務プロセスの見直しを図り改善につなげることが可能です。作成した業務プロセスはREST APIにより外部システムから呼び出せます。
本チュートリアルガイドは上記概要をベースとして、簡単なプロセス定義の作成方法から、一歩先の利用方法まで、実際に開発者の皆様へ紹介します。
3.2. 本チュートリアルガイドの説明範囲¶
本チュートリアルガイドでは、IM-BPM プロセスデザイナを用いて、IM-BPM Runtime上で動作するプロセス資材を作成し、IM-BPM Runtimeへプロセス資材をデプロイし、プロセスがどのように動作するか説明します。
また、作成したプロセスを管理する方法や、プロセスの分析の方法についても説明します。
3.3. 事前準備¶
本チュートリアルを進めるにあたり、以下の事前準備が行われていることが前提です。
3.3.1. 環境セットアップ¶
本チュートリアルを進める上で必要なintra-mart Accel Platformの環境セットアップ情報は以下の通りです。
- 以下のモジュールを含んだ形で、intra-mart Accel Platformのwarファイルを作成していること
- IM-BPMモジュール
- IM-FormaDesignerモジュール (プロセスの作成の基礎編には必要ありません。)
- IM-BIS モジュール (プロセスの作成の基礎編には必要ありません。)
- IM-BPM/Elasticsearch コネクタモジュール(プロセスの分析編を行う場合必要です。)
- IM-Knowledgeモジュール(プロセスの作成の実用編を行う場合に必要です。)
- ViewCreatorモジュール(プロセスの管理編を行う場合に必要です。)
- IM-BloomMaker for Accel Platformモジュール(IM-BloomMakerを使用するサンプル、またはチュートリアルを行う場合に必要です。)
intra-mart Accel Platformのテナント環境セットアップが完了していること
サンプルデータのインポートが完了していること
コラム
セットアップについては「intra-mart Accel Platform セットアップガイド」を参照してください。
3.3.2. チュートリアル実行ユーザ¶
本チュートリアルのプロセスやロジックフローの作成は 「テナント管理者」で行ってください。
また、プロセスの作成以外の操作は全て以下のロールを持つユーザであることを前提としています。
必要に応じて、ロールの付与を実施してください。
- 「IM-BPM管理者(im_bpm_manager)」
- 「IM-BPMユーザ(im_bpm_user)」
なお、本チュートリアルで作成するプロセスの実行は、特に記載がない場合は上記のロールを付与したユーザ「青柳辰巳(aoyagi)」で行ってください。
コラム
ユーザの設定については、「IM-共通マスタ 管理者操作ガイド」-「ユーザ」を参照してください。