4.3.20.2. 起票タスクを使用してワークフローの申請ノード処理対象者を動的に設定する¶
このチュートリアルでは、「起票タスク」を使用してワークフロー「直線ルート[JavaEE開発モデル]」を起票する際に「申請ノード処理対象者」を動的に設定する方法を解説します。
IM-Workflowの詳細については、「IM-Workflow 仕様書」を参照してください。
ワークフローを起票する方法については、前章の「起票タスクを使用してワークフローと連携する」を参照してください。
コラム
このチュートリアルで作成するプロセス定義のサンプルを以下のリンクからダウンロードできます。
このサンプルは「プロセス定義アップロード」機能でプロジェクトにアップロードできます。
アップロード手順は「IM-BPM プロセスデザイナ 操作ガイド」-「プロセス定義のアップロード」を参照してください。
4.3.20.2.1. ワークフローの申請ノード処理対象者を動的に設定するプロセス定義を作成する¶
以下のユーザを「申請ノード処理対象者」に設定します。
- プロセスを開始したユーザ
- 起票タスクの手前のユーザタスクを処理したユーザ
図:完成イメージ
開始イベントの「イニシエータ」に starter を設定します。
ユーザタスクの「ID」に draft_task_before_user_task を設定します。
ユーザタスクの「名前」に 申請ノード処理対象者ユーザタスク を設定します。
ユーザタスクの「処理対象グループ」に im_bpm_user を設定します。
起票タスクの各プロパティを設定します。
- アプリケーション: IM-Workflow
- フローID: flow_javaee_01
- 案件名: 起票タスク申請ノード処理対象者チュートリアル
- 起票者コード: aoyagi
起票タスクの「申請ノード処理対象者」を設定します。
「申請ノード処理対象者」の「追加」リンクをクリックします。
「プラグイン」と「パラメータ」を設定します。
以下を設定します。
4.3.20.2.2. 実行結果を確認する¶
このチュートリアルで作成したプロセス定義を実行環境にデプロイし、実行した結果の確認を行います。
プロセスを開始すると、「申請ノード処理対象者ユーザタスク」がグループタスクに作成されます。
- 「申請ノード処理対象者ユーザタスク」を担当にし、続けて処理を行います。プロセスを開始したユーザと異なるユーザで行います。「IM-BPM ユーザ」のロールが付与されたユーザが対象です。
ワークフローの未処理一覧からフローを確認します。