4.3.1.1. シーケンスフロー¶

シーケンスフローとは、アクティビティやイベント、ゲートウェイなどを接続して、プロセス定義の処理の流れを矢印つきの実線によって示したものです。

設定可能な項目は以下のとおりです。

4.3.1.1.1. シーケンスフローの配置¶

基本情報の設定について解説します。

プロパティの詳細は以下のとおりです。

項目名	必須/任意	入力形式	説明
ID	必須	任意の文字列を設定します。英数字と一部の記号のみ使用できます。	フローエレメントを一意に特定するためのIDを設定します。
名前	任意	任意の文字列を設定します。	フローエレメントの名前を設定します。プロセス定義で表示されます。

シーケンスフローのメインコンフィグの設定について解説します。

項目名	必須/任意	入力形式	説明
スキップ条件	任意	EL式を設定します。	「スキップ条件」がtrueと評価された場合、シーケンスフローは進みます。また、「スキップ条件」がtrueと評価された場合、「条件」がfalseと評価されてもシーケンスフローは進みます。「スキップ条件」が評価された場合、「条件」は評価されません。そのため、「スキップ条件」がfalseと評価された場合、「条件」がtrueと評価されてもシーケンスフローは進みません。「スキップ条件」は参照できるスコープ内の変数「`_ACTIVITI_SKIP_EXPRESSION_ENABLED`」に、`true` が設定されている場合のみ有効です。
条件	任意	任意の文字列を設定します。 EL式による設定が可能です。	進行条件を設定します。例：billingAmountというプロセスの変数があり、請求額が10万円を超過したらという条件を設定する場合 → ${ billingAmount > 100000 } 条件がtrueと評価された場合のみ、シーケンスフローは進みます。この条件は、分岐が行われる場合にのみ評価されます。「編集」で編集ダイアログが開きます。

コラム

スキップ条件を有効にする変数を、データオブジェクトのデータプロパティで設定する場合、以下の設定を行います。

ID : 任意

名前 : _ACTIVITI_SKIP_EXPRESSION_ENABLED

型 : boolean

値 : true

データオブジェクトの詳細は「データオブジェクト」を参照してください。