5.5.3. 定数の設定方法¶
5.5.3.1. 定数とは¶
定数とは、再代入ができない変数のことです。初期値に定義した値は変更できません。画面のタイトルや見出しの情報など、常に同じ値を使用し、途中で変更が発生しない場合は定数を定義します。
5.5.3.2. 定数エディタの表示¶
定数エディタの表示方法を説明します。
変数タブをクリックします。
タブ左側のプルダウンが「定数」になっていることを確認します。
「新規作成」アイコンをクリックし、定数エディタを表示します。
事前に「コンテナ」内に「エレメント」を配置してください。 配置方法は「アプリケーション画面で利用するエレメントを配置する」を参照してください。
5.5.3.3. 定数の設定¶
定数の詳細を設定する方法を説明します。
- キー名の設定
定数のキー名を設定できます。テキストボックスに任意の値を入力してください。キー名として利用できる文字列は半角英数字・「_(アンダースコア)」・「-(ハイフン)」のいずれかです。コラム
複数の定数に同じキー名を設定することはできません。
- 値の型の設定
定数に設定する値の種別を設定します。文字を表示する場合は「文字列」、整数を表示する場合は「整数」など、代入したい情報の種別に合わせて型を設定してください。
- 配列の次元数の設定
変数を配列にするか設定します。配列を利用する場合、配列の次元数も合わせて指定します。
- 配列の要素数の設定
配列の次元数の設定で「配列にしない」以外を選択したとき表示されます。配列の要素数では、1つの配列に保存するデータの数を指定します。
- 代入値の設定
定数に代入する値を設定します。コラム
ドラッグ&ドロップで、定数構造における位置を移動可能です。ただし、配列内の要素を移動することはできません。
5.5.3.4. 配列の代入値の設定¶
配列の定数の作成後、別途代入値を設定する必要があります。代入値を設定する方法を説明します。
次に示す工程を配列の要素の数だけ繰り返します。
- 定数エディタの表示
「データなし」と記載されている行の編集マークをクリックします。
- 代入値の設定
代入値が不要な場合、「データなし」を選択します。代入値を定数エディタで設定する場合、代入値の型によって選択項目名と入力方法が異なります。代入値の型は、配列で設定されている型と同じものが設定されます。
配列の型 代入値 入力方法 文字列 固定文字列 設定内容をテキストボックスへ直接入力 整数 固定数値 設定内容をテキストボックスへ直接入力 浮動小数点数 固定数値 設定内容をテキストボックスへ直接入力 高精度小数 固定数値 設定内容をテキストボックスへ直接入力 真偽値 はい・いいえ 値「true」を設定したい場合は「はい」、値「false」を設定したい場合は「いいえ」を選択 日付・時刻 固定日時 テキストボックスの記載例を参考に日付・時間を入力 マップ マップ -
5.5.3.5. IM-Repository から定義を追加する¶
IM-Repository で作成した定義を追加できます。
コラム
- IM-Repository の定義から変数を作成する場合は、「サイトマップ」→「Repository」→「列挙型一覧」であらかじめ定義を登録しておくことが必要です。
- 列挙型検索ダイアログで選択した列挙型において、「標準」以外の言語で「表示文字列」が登録されている場合、自動的に「多言語」変数へのリンクが作成されます。 作成された「多言語」変数を表示する場合は、「多言語の設定方法」を参照してください。
コラム
- IM-Repository の定義を変数として追加した際の変数名の命名ルールは下記のとおりです。
- 列挙型
- 「列挙名」(標準)を使用します。
- キー名として使用できない文字が含まれている場合は、「key」を使用します。
- 変数のキー名がすでに使用されている場合は、末尾に連番を付与します。
5.5.3.6. Accel Studio 共通定数定義から定義を取り込む¶
Accel Studio の共通定数定義を IM-BloomMaker の定数として取り込む方法を説明します。
「データをインポート」アイコンをクリックします。
「共通定数をインポート」リンクをクリックします。
「Accel Studio 共通定数検索」ダイアログで、取り込みたい共通定数を選択し、「決定」ボタンをクリックします。
選択した共通定数が、定数に追加されます。
以降は通常の定数と同じように、エレメントへ指定したり、カスタムスクリプトで $constant.sample-constant-1 のように参照できます。
コラム
この機能を利用するには、Accel Studio がインストールされている必要があります。また、認可の設定で「共通定数管理」と「多言語管理」が許可されている必要があります。注意
Accel Studio の共通定数管理で定数値を変更しても、デザイナ画面には自動的に反映されません。デザイナ画面に変更を反映させたい場合、定数エディタの「Accel Studio 共通定数の再読み込み」ボタンをクリックしてください。プレビューおよびアプリケーション画面では、画面を開いた際の最新の値を使用します。