IM-BIS for Accel Platform 2024 Spring リリースノート 初版 2024-04-01

8.1. 機能共通

8.1.1. IM-BIS で設定した管理グループは、 IM-Workflow の管理グループのメニューから変更しないでください。

  • IM-BIS で設定した管理グループを IM-Workflow の管理グループのメニューから変更しないでください。
    IM-Workflow の管理グループのメニューから設定を変更した場合、 IM-BIS が正しく動作しない可能性があります。

8.1.2. 外部連携(データソース)や採番ルールを削除した場合は、管理グループの管理対象を見直してください。

  • 管理グループの管理対象の中には他製品の情報を管理しているものもあり、管理元の情報が削除されても、管理グループから自動的に削除されません。
    外部連携(データソース)や採番ルールを削除した場合は、別途、管理グループ機能より管理対象を削除してください。
    ※削除しなかった場合は不要な情報として残るだけであり、製品の動作には特に問題ありません。

8.1.3. IM-BIS の「履歴設定」機能では、一部の画面アイテムは履歴取得の対象外です。

  • IM-BIS の「履歴設定」機能では、設定が有効の場合に、処理時点のデータを参照できますが、一部の画面アイテムについては、履歴情報を保持しません。
    該当の画面アイテムについては、履歴から参照した場合であっても最新の情報を表示します。
    【対象の画面アイテム】
    • インラインフレーム
    • 確認履歴表示
    • 案件情報表示
    • 添付ファイル表示
    • 処理履歴表示
    • フロー画像表示
    • 印影表示
    • 関数(表示タイプが参照の場合)
    • ファイルアップロード

8.1.4. 画面アイテムの表示タイプの設定によって、BAMや履歴に値が反映されない場合があります。

  • IM-BIS で作成したフォーム(画面)に配置した画面アイテムの表示タイプを「参照」とした上で、Webサービスなどを利用して値を変更しても、データベース上には反映されないため、BAM・履歴での収集データには含まれませんので、注意してください。

8.1.5. BIS定義に紐づいているデータを IM-Workflow や IM-FormaDesigner から変更を行うと、正常に動作しなくなる場合があります。

  • BIS定義に紐づいているフロー定義やフォームなどの IM-Workflow や IM-FormaDesigner に関係する定義ファイルは、 IM-BIS で管理しておりますので、 IM-Workflow や IM-FormaDesigner のメニューからの変更を行う場合は、各種ドキュメントに記載の操作以外は行わないでください。
    各種ドキュメントに記載のない操作を行うと、正常に動作しなくなる場合があります。

8.1.6. IM-BIS と IM-FormaDesigner 単体のアプリ開発を併用した運用を想定されている場合は、 2013 Summer(Damask) 以前の環境からエクスポートしたBIS定義をインポートしないでください。

  • 2013 Autumn(Eden) 以降では、 IM-BIS で作成したフォームが IM-FormaDesigner のアプリでも利用可能(フォームの再利用やテンプレートとして)になりましたが、
    IM-BIS では IM-FormaDesigner のもつアプリの管理権限機能を持っていないため、権限コントロールが行えません。( 2013 Autumn(Eden) 以降で作成した定義であれば、アプリ作成管理者のみ参照可能です)
    2013 Summer(Damask) 以前の定義をインポートしたい場合は、対象の環境を 2013 Autumn(Eden) 以降にアップデートした後にエクスポート/インポートしてください。

8.1.7. 「履歴参照」画面のBAM情報はフローのアイコンをクリックする操作で確認できません。

  • 「履歴参照」画面のBAM情報はフローのアイコンをクリックする操作で確認できません。
    BAM情報を参照する場合は、「履歴参照」画面の「処理履歴」にあるBAMアイコンをクリックしてください。

8.1.8. 2014 Spring(Granada) 以前のフローをインポートした場合、当該フローにサブフロー設定がある場合は、BAMデータが正しく収集されない場合があります。

  • BAMデータが収集されていない場合は、当該フローのフロー定義(IM-Workflow機能)のルート詳細のノード設定にて
    アクション動作処理を「標準から変更しない」に変更してください。

8.1.9. 2014 Summer(Honoka) のアップデートを適用してもBAMデータが収集できない場合があります。

  • 2014 Summer(Honoka) のアップデート(テナント環境セットアップ)により、サブフローを設定したフローにてBAMの収集ができない不具合が解消されます。
    2014 Summer(Honoka) のアップデート時に実行中のワークフロー案件に対しては、この修正は適用されません。
    2014 Summer(Honoka) のアップデート適用後から開始する案件についてはBAMが正常に収集できます。

8.1.10. スマートフォン版一覧画面(未処理一覧など)では、一覧情報を正しく取得できないことがあります。

  • スマートフォン版一覧画面(未処理一覧など)では、一覧情報を正しく取得できないことがあります。
    「もっとみる」やユーザコンテンツから「戻る」などを行うと、一覧情報を取得できない事象が発生する可能性があります。
    一覧画面を表示している際、同じ一覧情報の表示順を他のユーザが変更した場合や、一覧に表示するレコードを追加、または削除した場合に発生します。

8.1.11. デフォルトで設定されている3言語(日本語・英語・中国語(簡体字))以外のシステムロケールを追加した環境では、 IM-BIS が正常に動作しない可能性があります。

  • intra-mart Accel Platform では「 言語追加ガイド 」の手順に従って、システムロケールを追加できます。
    しかし、 IM-BIS では言語追加を実施した環境にて検証を実施していないため、正常に動作しない可能性があります。

8.1.12. 履歴画面からPDF出力をした場合、PDFに出力される入力データは、最新のデータが対象です。

  • 履歴画面からPDF出力をした場合、PDFに出力される入力データは、最新のデータが対象です。

8.1.13. Office 365 ファイル連携機能で、REST API 実行のための URI が長くなると、REST API による連携を行うことができません。

  • Office 365 ファイル連携機能で、REST API 実行のための URI が長くなると、REST API による連携を行うことができません。
    サイトパスが長かったり、フォルダの階層構造が深い場合に、URIが長くなることがあります。
    これは SharePoint 2013 REST API の仕様に基づきます。

8.1.14. Office 365 ファイル連携機能は、Office 365 のサービスを利用しているため、予告なく仕様が変更される場合があります。

  • Office 365 側の仕様が変更された場合、Office 365 ファイル連携機能の挙動が変わる可能性があります。

8.1.15. 一括インポート機能で、同一の定義情報を同時にインポートした場合、エラーが発生する場合があります。

  • 一括インポート機能で、同一の定義情報を同時にインポートした場合、エラーが発生する場合があります。
    一括インポート・エクスポート機能を同時に複数のユーザが実行する場合には、同じタイミングで同一の定義情報へのインポートが行われないように注意してください。
    当該エラーが発生した場合、タイミングをずらす等の同じタイミングにならないようにした上で再度インポートを実行してください。

8.1.16. ロジックフローにおいて同一案件の処理を行う IM-BIS のタスクを連続して配置しないでください。

  • IM-Workflow の到達処理を非同期で実行する設定を行っている場合、案件に対する処理(承認や差戻しなど)を実行した際に、到達処理(処理対象者の展開など)が完了する前に処理が完了したことが実行元に返却されます。
    ロジックフローの定義で同一案件に対して処理を行う IM-BIS のタスクを連続して配置すると、到達処理が完了する前に次の処理が実行され、エラーとなる可能性があります。

8.1.17. ロジックフローにおいて IM-BIS のタスクを使用する場合には、トランザクションデータや案件の添付ファイルの保存先をデータベースとしてください。

  • IM-Workflow のトランザクションデータや案件の添付ファイルの保存先をデータベースとストレージで分散するように設定している場合には、エラー等によるロールバックでストレージに保存されているデータに対してロールバックが行われません。
    当該事象が発生した案件に対し、再度処理を行った場合には例外が発生する可能性がありますので、ロジックフローからIM-BISのタスクを利用する場合には、以下の設定を行うようにしてください。
    • ワークフローパラメータ( データ保存の設定 - トランザクションファイルおよび添付ファイル保存先(transaction-file-save-location))

      • [3]、または[4]のいずれか
      • 過去案件関連タスク利用時は[4]
  • 画面アイテム「ファイルアップロード」のファイルの保存先をストレージに設定している場合、エラー等によるロールバックでストレージに保存されているデータに対してロールバックが行われません。
    ロジックフローから IM-BIS のファイルアップロード情報追加タスク および ファイルアップロード情報削除タスク を利用する場合には、以下の設定を行うようにしてください。

8.1.18. IM-Workflow のアクション処理では、当該案件のフロー情報を変更するタスクを含むロジックフローは実行できません。

  • IM-Workflow のアクション処理では、当該案件のフロー情報を変更する以下のタスクを含むロジックフローは実行できません。
    • 対象タスク
      • 承認・再申請・起票案件の申請・取止め・承認終了・否認・保留・保有解除・引戻し・差戻しタスク
      • トランザクションデータ削除関連タスク
      • 振替タスク
  • また、 IM-Workflow のユーザプログラムでロジックフローを利用する場合、案件状態と処理順を考慮する必要があります。
    以下のようなケースは、ロジックフローにおいて IM-BIS のタスクを実行できません。
    • 申請タスクなどアクション処理が実行されるタスクを利用する。
      処理が無限ループになる可能性があります。

8.1.19. Payara Server、Oracleの組み合わせでバーチャルテナント機能を利用する場合は、アーカイブ機能の実行前にアーカイブ用のテーブルを作成してください。

  • Payara Server、Oracleの組み合わせでバーチャルテナント機能を利用する場合は、アーカイブ機能の実行前にアーカイブ用のテーブルを作成してください。
    • 次の機能の実行前に、アーカイブ用のテーブルを作成してください。
    • 作成対象は、テーブル物理名が「imw_ayyyymm」で始まるテーブルです。
      • 「yyyymm」はアーカイブ対象案件の申請基準日の年月を設定してください。
      • テーブルの詳細は以下を参照してください。

      IM-Workflow テーブル定義書

    • アーカイブ用のテーブルを作成せずに機能を実行するとエラーが発生します。
      • アーカイブ用のテーブルを作成後に再実行することで、リカバリする事ができます。

8.1.20. トランザクションファイルの履歴削除の設定を有効にした場合、BAM時間が補正されない場合があります。

  • トランザクションファイルの履歴削除の設定 」を有効にした場合、BAM時間が設定されない場合があります。
    BAM時間の集計処理は、各ノードに対して、BAM設定がされているかどうかについて、基本的には最新のIM-Workflowのトランザクションデータから取得します。
    ただし、以下のような最新のIM-Workflowのトランザクションデータに存在しない情報は、過去のトランザクションデータを参照していました。
  • 差戻しされた前の縦・横配置ノードで展開された承認ノード
    例:[申請ノード] - [横配置ノード] - [承認ノード]
    1. 申請する
    トランザクションデータの概要 : [申請ノード(処理済み)] - [横配置から展開された承認ノード1(処理待ち)] - [承認ノード]
    2. 横配置から展開された承認ノード1で承認
    トランザクションデータの概要 : [申請ノード(処理済み)] - [横配置から展開された承認ノード1(処理済み)] - [承認ノード(処理待ち)]
    3. 承認ノードで申請ノードへ差戻し
    トランザクションデータの概要 : [申請ノード(処理待ち)] - [横配置ノード] - [承認ノード]
    4. 再申請
    トランザクションデータの概要 : [申請ノード(処理済み)] - [横配置から展開された承認ノード2(処理待ち)] - [承認ノード]

    上記のように横配置から展開された承認ノード1は最新のトランザクションデータから無くなるため、横配置から展開された承認ノード1の終了時間は集計されません。