IM-BIS for Accel Platform 2024 Spring リリースノート 初版 2024-04-01

4. 機能一覧

  • IM-BIS for Accel Platform に含まれる機能の一覧です。

4.1. BIS定義作成機能

機能 機能概要
BIS定義管理
作成したBIS定義を管理する機能です。
IM-BIS 一覧
名称やIDでの検索や定義の編集、削除が行えます。
ユーザが変更を行う頻度の高いBIS定義を「IM-BIS - 更新履歴」として表示できます。
システム管理者向けに IM-FormaDesigner や IM-Workflow と連携する情報や機能が表示されます。
フロー定義作成
BISフロー/ワークフローの定義を作成するための機能です。定義はBIS定義として管理されます。
画面やルートなどの各種定義情報を統合し、BISフロー/ワークフローを作成します。
(各種定義:ルート、画面、外部連携、サブフロー、ルール、履歴管理、BAM管理)
その他、期間によるバージョン管理、フローや画面の複製などを行うことができます。
ルート定義作成
(ルートデザイナ)
プロセスにおけるタスクや分岐ポイントなどを配置しルートを定義する機能です。
配置したタスクを処理する対象者の設定もこの機能で行います。
(ワークフローでは、動的に承認者を決定したり、承認者の数を動的に設定することも可能です。)
一度作成したルート定義は、別のBISフロー/ワークフローを作成するときにコピーして流用することができます。
※ IM-Workflow の「ルートデザイナ」機能を使用しております。
画面作成
(フォーム・デザイナ)
各フローのタスクを処理する画面を作成する機能です。
予め用意されたアイテムという部品をキャンバスに配置し画面を作成します。
(テキストボックスなどの各種単一入力アイテム、一覧表示可能な明細アイテム、ボタンアイテムの他、線や画像などのアイテムがあります。)
※ IM-FormaDesigner の「フォーム・デザイナ」機能を元に IM-BIS 独自の拡張機能を追加しております。(外部連携機能、画面アイテム「インラインフレーム」など)
外部連携設定


Webサービスなどの外部処理を実行しデータ連携などを実現するための機能です。
外部処理はデータソースとして定義し、画面項目とマッピングすることでインタフェースを自動生成します。
(マッピングはデータマッパーによりGUI操作が可能です。)
外部連携は、フローのタスク処理の前後や「フォームデザイナ」画面で作成した画面アイテムの操作イベントで実行することができます。
サブフロー定義
複数のフローを連携したプロセスを定義することができる機能です。
BISフローからワークフロー、ワークフローからBISフローとフローの組み合わせは自由に行えます。

注意

サブフローを利用したい場合 IM-BPMの利用を推奨します。 今後BPM関連の新規機能の追加はIM-BPMに対してのみ実施を予定しています。 そのため、サブフローの利用については非推奨とし、IM-BPMの利用を推奨します。

ルール定義
フローに配置した分岐条件にて、次の分岐先を自動で判断するルールを定義する機能です。
ルールには、複数の比較条件をANDまたはORの条件で設定することができます。比較条件には、タスクに設定した画面の入力値や固定値を設定できます。
設計文書管理
フロー定義に関わる設計書や業務ルールなどの関連文書をフローやノードに添付することができる機能です。
文書は、フロー定義のバージョン単位で管理することができます。
履歴
各フローの実行にてタスクの処理画面へ入力した情報を、その時点の情報で参照可能にする機能です。
履歴取得の有無はタスク単位で設定することが可能です。
履歴を取得している場合は、タスク管理機能などから参照することができます。
※ 履歴はBIS標準の画面作成機能を使用した場合のみ保存されます。
BAM
各フローの処理を行う際に、タスク情報の収集、集計の設定を行う機能です。
BAM情報が設定されたタスクはフロー、タスク単位の処理時間の収集、集計が行われ、案件内で参照することが出来ます。
また、タスク内で入力された値に対してユーザ、組織単位で集計を行い、監視および閾値設定による IMBox への通知を行うことができます。

4.2. BISフロー/ワークフロー管理機能

機能 機能概要
案件管理
(案件操作)
各フローの実行状況を管理するための機能です。(フローの実行単位を案件といいます。)
案件管理を行う管理者は、BISシステム管理者のほか、参照設定の機能で権限を与えられたユーザなどです。
「案件管理」機能として、以下の操作を行うことができます。
  • 案件の参照(実行中または完了した案件の処理状況や内容を参照することができます。)
  • 案件の操作(案件の削除、処理タスクの強制操作(前や後のタスクに処理を移すなど)、タスクの処理対象者の強制変更などを行うことができます。)
※ 参照設定機能はBISシステム管理者が IM-Workflow のメニューから操作する必要があります。
代理管理者
代理設定の管理者を設定する機能です。
代理設定の管理者は、フローの処理を行う当人に代わり、代理者を設定することができます。
管理グループ
BIS定義に対し、定義の管理者を設定する機能です。
設定された管理者には参照権限、更新権限を設定することができます。
また、 IM-FormaDesigner と連携しているデータソース(外部連携)と採番ルールについて、 IM-BIS における参照権限を設定できます。
データソース定義機能
Webサービスなどからデータを取得するための定義を作成する機能です。
※ IM-FormaDesigner の「データソース定義」機能を使用しておりますが、 IM-BIS では、WebサービスやCSVファイルなどをデータソース定義として作成できるように機能を追加しております。
採番ルール定義
画面アイテム「採番」の利用時の採番ルールを設定する機能です。
採番の番号体系、増分値の設定や採番の初期化などを行うことができます。
※ IM-FormaDesigner の「採番ルール定義」機能を使用しております。
インポート/エクスポート
各種定義情報をファイルに出力したり、出力したファイルを別の環境で取り込んだりする機能です。
他のテナント環境へ定義を移行する場合などに使用できます。

4.3. BISフロー/ワークフロー利用機能

機能 機能概要
処理開始・申請
各フローを実行(開始)するための機能です。
フローの実行およびタスク管理(次項)は、フローの種類(BISフローとワークフロー)によりそれぞれ別のメニューから処理を行います。
各画面には、定義で処理対象者に設定されているフローのみが表示されます。
タスク管理
実行されたフローのタスクを管理する機能です。
実行されたフローは案件として管理され、処理の状態に応じて「未処理」「処理済」「確認」のメニューに分類されます。
また、各メニューから案件に対して、タスクの処理、処理が完了したタスクの引戻し、担当の振替といった処理が行えます。
各画面には、定義で処理対象者に設定されているタスクの案件のみが表示されます。
※ 確認はワークフローのみ使用できる機能です。
代理 本人に代わりフローの処理を行う代理人を設定するための機能です。
印影
ワークフローにて申請や承認を行うことで、処理画面上に印影を表示する機能です。
※ IM-Workflow の「印影設定」を使用しております。